安城建築

社長BLOG 2008.02.28

見学会

暴風と寒さの中、今回も多数のお客様にご来場頂きこころより感謝。以前にもお伝えした通り、お客様のプライバシーを尊重し限られたお客様のみ告知させて頂いた。(ホームページにも告知はしておりません)

今回は、敷地面積42坪、延べ床面積32坪と少々小さめの家であるが、シューズクローク、吹き抜け、アイランドキッチン、全館空調システム(セントラルヒーティング)を備えながら、弊社のモデルハウスの間取りであるオープンプランニング(1階部分では家族の顔が見える間取り)の設計思想を忠実に再現した。このオープンプランニングという海外の設計手法を取り入れることにより、限られた面積でもより広々とした室内空間が可能となる。お陰さまで来場されたお客様の多くの方々に高い評価を頂いた。

長期に渡り弊社のファンであるご家族のある方は、その居心地の良さから3時間程滞在して頂いたかと思う。「安城建築を知らずに輸入住宅を造る方は可哀想だと思う」とまで仰って頂いた。このお客様は、実際に海外赴任のご経験もあり、その様な方から評価を頂くことはとても仕事冥利に尽き、とても嬉しく思う。

お客様の多さと来場された方々の滞在時間の長さにお手伝いに来て頂いた協力業者の女性スタッフの方もこんな見学会は始めてだと驚いたと話してくれた。

この家の最大の特徴は、南と東に隣接した住宅と北側道路という一般的に悪条件が重なった土地と言える。その理由は日当たりと北側に玄関を設けた場合、通常トイレや浴室が玄関側に来てしまい、家のデザインを造り込むことが難しくなる為である。しかし、この家は、北側の玄関側をしっかりとデザインし、見えない他の3方は簡略化し、コストの低減を図った。そして、北側道路で快適に暮らす工夫として、セントラルヒーティング(全館空調システム)とスカイライト、吹き抜けを組み合わせる事により、明るく且つ家中が快適温度の室内空間を実現することが可能となった。

北米の町並みを見ると、道路にお尻を向けた家は無い。北側道路でも必ず家の顔となる様に設計されている。それは家を売却する際にもとても重要な要素であり、ユーザーがこんな家なら暮らしてみたいと思える様な家にすることで家の資産価値は持続する。

北米では、全館空調システム(セントラルヒーティング)が住宅に設置されるようになったことにより、北米で北側道路でもデザインを崩さない間取りを実現可能となった。

最後に見学会にご協力頂き、「安城建築さんはこれから必ずもっと広がって行きますよ!」と仰って頂いたお施主様のT様に心より感謝。

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充