長崎湾の沖合いに軍艦島という廃墟マニアの聖地があり、長年上陸が禁止されて来た。
この島は昭和7年から閉山する昭和49年まで炭鉱の採掘に沸いた島であり、周囲1.9キロの小さな島に人口5000人が居住していたという。この島は昭和49年で時が止まっている。
自分でも何だか解らないが廃墟に惹かれてしまう。以前あるセラピストの方にそのことを話すと、
「極自然のことだと思います。今のされているお仕事の対極だからその様な廃墟に惹かれるのです」と言われたことがある。
実は私的には少々違う気がする。違廃墟を見ると幽霊が出そうで恐々しいのだが、タイムマシーンで時間を遡った感覚になる。散乱している雑誌や新聞を見るとその場所の時間が停止した大凡の予想が出来る。その感覚に妙に引かれる。
今年、49年ぶりに軍艦島が部分的に公開することとなった。近いうちに是非軍艦島に行ってみたいと思う。妻に話したらきっと、そんなもの観て何が楽しいわけ?理解不能と言われそうである(笑)
http://www.knt.co.jp/tts/gunkan/
創業昭和四年 安城建築 浅井宏充