安城建築

社長BLOG 2025.02.16

長野県の塗装屋さん

先日長野県の律儀な塗装屋さんより「ドライウォールを学ばせて頂けないでしょうか」と熱心なオファーがあり、弊社のドライウォール職人の親方にその旨を伝え指導してもらいました。教えるというとなるとどうしても手が止まり仕事の妨げとなりますので、二時間程度かと思っていましたが、8時~15時まで現場だったと聞き、学ぼうとする熱意に応えてくれたのだと思いました。

以前プロジェクトXにて姫路城の修復による左官工事修復を落札した左官職人の親方が、屋根の漆喰の伝統技法の施工方法が解らず、競合先の若い左官職人に頭を下げその技を教えてもらったエピソードを放映していました。

通常職人が長年時間を掛けて習得した技を易々と教えることはしないのが普通かと思います。しかし、プライドや目先の損得より、共にその技を次世代に繋いで行くことが重要であり、それが職人としての最終的な使命だと悟られたのだろうと感じました。職人ならではの職人気質と共に義理人情もまだまだ受け継がれて行って欲しいものです。