安城建築

家づくりコラム 2024.06.03

住まいに求めるもの

住まいに何を求めていますか?

あくまでも多数派の考え方でありますが、住まいに最も求める効用として日本においては、安心感(耐震性等)と快適性(断熱性等)による性能を重視。世界の先進国では、長期に渡り資産価値が持続する経済的価値、且つ居心地の良さや心の充足感等の感性を重要だと考えられています。

上記はどちらも大切な要素であり、重要視する事は人それぞれの価値観によるものなので、住まう方が決めればいいと思いますが、住宅メーカーによる啓蒙による影響も少なくないと思います。性能は数値化出来ますので、比較し易いですが、感性は数値化出来ない為、とても伝えにくく理解しにくいと言えます。

マズローの5段階の欲求説をご存知でしょうか?(図解記入)私は家づくりを通して魂が悦ぶ領域である自己実現を充たす暮らしを実現して欲しいと切に願っております。

性能は安全欲求のレベルであり、マズローで例えるならまだまだ低いレベルでの満足と言えます。単に性能のいい家に人々が集いたいと思うでしょうか。居心地や素敵だと思う家に人は集うと思います。それは自己実現とイコールであり、魂の悦びへと繋がるのではないでしょか。

ただ、家づくりは予算という括りがありますので、その中での上記の目的を果たす為に予算の配分を如何に調整するかが重要となります。

勿論、性能も重要で、愛知県でしたら耐震等級3+断熱等級6の性能を保ちつつ上記の様なこころの充足を実現し是非こころの充足に繋がる家づくりを実現して欲しいと切に願います。