安城建築

家づくりコラム 2024.08.02

大切なお金を価値ある家に変えるための洋風住宅の判断基準

長きにわたって愛され続け、住み継がれてゆく家づくりのために知ってほしい、いくつかの大切な事柄があります。ぜひ一度読んでみてください。いつか「この家にしてよかった」と思える日のために、きっとお役に立つはずです。

西洋建築を熟知しているデザイナーであるか

洋風住宅を造る場合、重要なのは風のデザインにしないこと。流行に左右されずいつまでも美しいデザインにすることが資産価値の持続に繋がります。その為にも海外の建築様式を熟知したデザイナーが必須です。逆にデザイナーの能力が低ければ、雰囲気だけを模倣した“なんちゃって洋風住宅”となってしまい、近くに正しい建築様式に基づく建物が建った際は、お客さま自身が劣等感に苛まれてしまうことになりかねません。

無料設計の甘い罠にご注意

「無料』という言葉はとても魅力的に感じます。
しかし、一流のデザイナーは無料で図面を描くでしょうか?実際、能力のあるデザイナーが無料で図面を描くことはありません。
ではなぜ無料なのか。それは返報性の法則という心理学により、無料で設計を行うことで、お客さまが断りにくくなってしまうからです(スーパーの試食のウインナーも同様です)。設計は、家づくりで成功するための非常に重要な要因のひとつです。安易な無料設計依頼だけはご注意ください。

愛知の暑い夏には、遮熱+硬質ウレタンの「ウレタン遮熱工法」【特許工法】

高断熱は家づくりの常識となっていますが、夏の暑さは断熱材の性能を上げるだけでは防ぐことはできません(断熱材を厚くしても熱の伝導を遅らせることしかできないのです)。断熱材は遮熱材なのです。世界最先端の米国では、断熱に加えて熱そのものを反射させてしまう遮熱対策が主流となっています。今後増々深刻化する地球温暖化による猛暑対策にはウレタンと遮熱との組み合せが必須となり、それにより本当の意味で夏冬快適な室内環境を実現することができます。

同じ呼び名でも全く異なるものにご注意

・ウレタン断熱材
高断熱高気密住宅には、硬質ウレタン断熱材が使用されています。しかしながら、この硬質ウレタン断熱材も種類により性能も様々。例えば「次世代フロンを使用した硬質ウレタン」と「水発泡による硬質ウレタン」とでは、前者の方が2倍硬く高性能であり、壁体内に施工した場合の耐震性も圧倒的な強度を保てます。

・サイディング
サイディングにも様々な種類があり、同じ呼び名でも全く異なります。例えば下記は窯業系サイディングと樹脂サイディング。西洋建築の本場の米国のデザイナー曰く、窯業系のサイディングはカスタムハウスに使用され、樹脂サイディングは簡易なローコスト住宅やトレーラーハウスに使用するということが、常識と言われました。 当然のことですが、施工後の質感、高級感は全く異なります。

安価な建材の注意点

洋風住宅をより魅力的に演出する為に、キッチンや洗面台、玄関ドアを輸入する場合、海外では会社の合併等が頻繁にあり後々のアフターメンテナンスに問題が生じやすくなるので注意が必要です。
これを防ぐには、海外の美しいデザインだけ取り入れ、製造は国内で行うことが一番望ましいと言えます。
たとえば高級輸入車もオートマチックはアイシン製、カーエアコンはデンソー製が組み込まれていると同様の考え方です。

プロフェッショナルチーム

多くのお客さまに共通することとして、使用する建材に気を奪われて、作り手をあまり意識されていないように感じます。例えば同じ食材を使った場合、ファミレスのアルバイトのコックと一流ホテルのコックとでは、どちらが美味しい料理となると思われますか?一流ホテルのコックなら秋刀魚を鯛以上の料理にすることもできます。少し余談となりますが、当然のことながら家は職人の手で造られるもの。技術と誇りを持ったチームによって建てられた家には、高い完成度とともに、言霊同様、職人達の良き気が宿ります。

プロフェッショナルチームについて詳しく知りたい方はこちら

経営状況について

家づくりを託す会社の経営状況を意外と皆さん気にされないことに驚きます。現在、完成補償等の保険もありますが、他社で建築途中の家を快く引き継いで造る会社は少ないと思われます。今後少子化により住宅着工が減少して行く中で、着実に安定経営していることを確認してください。また、工務店の場合、継承者の有無を確認することも重要です。