その後海を渡り1890年代にカリフォルニアで推進されたものです。
細部のデザインに凝っていて、木のよさを最大に活かしているのが特徴です。

建材の素朴な質感、庇の先端に化粧端を強調した広い張り出し、パーゴラや格子屋根にその特徴が表れています。
1920年代には、全米のサマーキャンプ地の住宅や郊外住宅地へと広まっていきました。

京都の平等院鳳凰堂から影響を受けたという説もあり、どこか日本的な重厚さと繊細さを感じさせる佇まいです。
また、他の様式と比べ内部がオープンで、特にリビングとダイニングがほとんど隔離されていないのも特徴の一つ。

家族が集まり、慈しむように暮らす。
そんなシーンが似合う建築スタイルと言えるでしょう。