産業革命以降、英国の繁栄時代にその栄華を世界に示すために発展しました。

外観のデザインは特徴的で、勾配の急な屋根にブラケット、ゲーブル、額縁など多くの装飾や部材が使われ、他の建築様式にはない派手さが感じられます。

米国のサンフランシスコには多くのビクトリアン様式の建物が残されています。
そのうちの一邸が、海外ドラマ『フルハウス』の舞台となりました。

同作品を観たことがある人であれば、「ビクトリアン様式=あの素敵な建物」と連想することができるでしょう。

欧米には多くの建築様式がありますが、このビクトリアン様式による建物は今でも人気があり、築100年を経過した建物であっても高値で売買されるほどの価値が見出されています。

装飾を多用することから、その使い方が外観すなわち見た目を左右します。
デザイナーの力が必要とされるのです。

また、仕上げは細部までつくり込むことで建物としての完成度が高まるため、手間と時間がかかる様式です。