フランク・ロイド・ライトが、1900年代に、新しく個性的でリージョナル(地方的)な様式としてつくり出しました。

その特色はオープンプランニングを基本とし、外観では、横に幅広く広がった緩勾配の屋根、長い庇を持ち、水平のラインが強調されていることなどが挙げられます。
オフホワイトを基調に、アクセントを与える水平の装飾帯、そして母屋から伸びて付き出し、一段高くなったポーチが洗練された清々しいスタイルを印象づけています。

草原の地平線と呼応するようなその佇まいは、1910年までに、地方の景観に融合する自然志向の住宅と規定されるようになりました。

フランク・ロイド・ライトは、プレイリースタイルの創出にあたって、日本の寝殿造りや書院造りに影響を受けたとも言われており、その点からすると、「逆輸入住宅」という見方ができるかもしれません。