NHKの朝の連続ドラマで、明治、大正、昭和初期の時代が設定になっているときに、背景として使われる建物と言えばわかりやすいでしょう。

屋根は日本瓦ですが、外壁の装飾や外観のデザインは欧米の建物の美しさ、華やかさを感じることができます。

和洋折衷という言葉そのものを最近では聞くことが少なくなりましたが、100年を超える時間を経過した和洋折衷建築は、今現在でも大切に維持保存されており、数は少ないですが全国各地で目にすることができます。

中でも愛知県の犬山市にある「博物館明治村」には、明治時代に建てられた多くの和洋折衷建築物が保存されています。

現在の日本の基礎となった時代の建築物であるとともに、100年を超えて今なお存在する理由は、人が「残したい」と思える魅力のある建築物だからです。