昨日のオープンハウスは、雨天にも関わらず、多くのお客さまにお越し頂き心より感謝。

来場されたアメリカ人の旦那さんからメチャクチャに嬉しい話しを聞いた。「日本に来て13年になるけど、本物を初めて見ました。先日、ショーハウス(モデルハウスを)を見た後、本国のお母さんに安城建築のHPアドレスを教えてあげたら、お母さんも驚いて、お友達にもHPアドレスを教えているそうです」と話してくれた。

私がお手本にしている国の方に認めて頂いたということは、何とも形容し難いが、身震いするほど嬉しかった。「ワールドスタンダード」、世界の人々が見ても「美しくてなつかしい」そんな風に感じて頂ける家をこれからも造っていきたいと思う。

日本の自動車産業は、徹底的に欧米をお手本にし、いよいよ世界一になろうとしている。ここまで来るのに想像を絶する苦労があっただろう。

代わって日本の住宅産業は、欧米と比べて50年遅れているという。それは品質という面では無く、中古住宅となった時の価値を比較した場合の産業自体の貧しさである。一般的に新築購入時より高値で売買されることが当たり前とされる欧米の住宅と築15年もすれば土地の価値しか残らない日本の住宅。日本の家は、品質的には非常に優れているが、「こんな家なら暮らしてみたい」そんな風に思える家が非常に少ないと思う。例えば、横浜や神戸の異人館は古くても入場料を支払ってでも観たいという人が沢山居るという現象と同様のことが、欧米では一般住宅でも極普通におこっている。

U邸外観

創業昭和四年 安城建築 浅井宏充