安城建築
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社長日記

22年前の約束。

2019.02.14

先日モデルハウスが完成した年に(22年前)建築させて頂いたお客様がふらっとモデルハウスに立ち寄られました。

私もすっかり忘れていましたが、お客さま曰く『以前、20年後にまた来ますと約束しましたので来ました』と。

その当時小学生の息子さんも既に33歳。お孫さんも生まれたそうです。その息子さんが『俺、家を出てから色んな所で暮らしたけどやっぱりこの家が一番だからこの家に暮らしたい』と。

そう息子さんから言われ、ご両親は母屋部分に平屋の小さな家を造りたいというご相談でした。

嬉しかったのは、22年間暮らして頂いて、本当に満足していますとお話して頂いたこと。世代を渡って愛着を持ってこの家に暮らしたいと思ってくれたこと。

弊社を応援し、高く評価して頂いている戸谷英世先生の夢である『日本の住宅を資産価値の持続する家にすること』がひとつ実現しました。

無料設計の甘い罠

2019.02.10

以前米国のデザイナーに日本の住宅業界では無料設計をする住宅会社が多いという事を伝えた処、『日本の消費者は不信に思わないのか?』とても驚いていました。日本にも昔からのことわざで『タダより高いものは無い』と言われますがそれは正しいと言えます。英語ではThere’s no such thing as a free lunch.

何故タダなのか?それは返報性の法則(無料でしてもらうと断りずらくなる)と親近感(図面の打ち合わせ等で何度も接触を図ることにより親近感抱いてしまう)を抱いてしまう為の心理操作の為だと言えます。

又、某大手メーカーの設計をされていた知人の設計士から聞いた話ですが、無料設計の打率は1割だと聞きました。9割はボツ。もしあなたがそのデザイナーだったとしたら・・・本当に親身になって図面を描けるでしょうか。

私もこの業界に30年程携わっていますが、能力のあるデザイナーが無料で設計しているという話は一度も聞いたことがありません。やはり無料の図面を見ると無料なことが解ります。

とかく輸入住宅の最大の魅力は外観デザインと言えます。海外のデザイン様式を熟知されて要るか否かでお施主さんの満足度の持続性は大幅に変わってしまうことは間違いありません。一番残念なのは、良かれと思ったデザインがナンチャッテであることが分かってしまった時です。その時、大きな劣等感に苛まれてしまうことになる・・・それだけは避けて欲しいと切に願うばかりです。

↑  一棟の設計にこれだけのエネルギーを注ぎます。

さだまさしの詩づくり

2019.01.30

書棚の整理中、さだまさしの詩づくりについての想いが綴られているページに目が止まりました。下記がそうです。

 

日常生活の中でふと忘れそうになった大切な思い出、或いはささやかな悩み苦しみ、希望や夢。また感動した出来事をそっとメロディーに乗せて新種の花にする。きれい事だけで済むような表面上の美しさだけでは駄目だし、赤裸々にどんなに汚いことでも、全てを述べれば良いような簡単なことでもいけない。歌は凛と咲いていなければならない。それを気に入った誰かが自分の庭に植える。或いは風媒花のように勝手に誰かの所へ飛んで根付くこともある。そして僕の花はその人の心の庭先で違う花に変わる。歌、とはそういうものだと思っている。

 百人いれば百人の色があるように、その花は百通りの形に変わるだろう。つまり僕の物語はその瞬間にその人の物語になる。僕は自分の心を耕し、自分の音楽の種を蒔き、やがて時々咲く、歌という「こころ」の花を誰かの「こころ」に届ける仕事をしているのだ。そんな風に生きられたらいい、と思う。

 そして幸せだ、と思うのはそんな誰かの庭先に咲く僕の花に出会うときだろう。どんな苦労さえも報われる気がするだろう。

 心のある花を歌いたい、と思う。

さだまさしの世界「ストーリーズ」より引用

これを読んで以前、弊社デザイナーの手塚さんが言われたことを想い出しました。

全国から視察が絶えなかった海外の街並みを再現した横浜のマークスプリングスの設計に携わって一番思い出深かったことは何ですか?という私の質問に

(手塚氏)『駆け落ち同然で一緒になり、このマークに越して来た夫婦の為に、マークに暮らす人々が街の広場で披露宴パーティーをしてくれたことです』

(手塚氏)『私の仕事は、街や家を設計することですが、私の手を離れてからのことがとても気になります』と。

 

さだまさしも手塚氏も想いの中心に『愛』を感じます。

床下断熱材

2019.01.28

昨今多くの住宅が断熱性能を上げる為、壁面及び天井に吹付け断熱材を施工するケースが増えて来ました。しかしながら床下だけはスタイロフォーム等の断熱材を床根太(床を支える部分)にはめ込んでいく施工方法が主流です。

現在超高性能のスタイロフォームもありますが、一番問題なのは、スタイロフォームと床根太との隙間です。いくら性能の良い断熱材でも隙間が生じれば、カタログの数値には至らず、机上論でしかありません。

残念ながらスタイロフォームではいくら職人さんが手間隙掛けても多少の隙間が必ず生じます。その隙間はコーキング等で埋めますが、スタイロフォームの厚さ分充分に充填することは施工上無理と言えます。

上記問題点を解決するには、床下からのウレタン吹き付けしかありません。しかしながら、狭い床下からの施工はとてもとても大変です。私も時々潜りますので分かりますが、潜るだけでも大変にも関わらず、長く重たいホースを引き摺りながらの施工はとても困難を極めます。真夏の暑い中、原発の作業員の様な作業服で床下に潜る職人さんには本当に頭が下がります。

床下に硬質ウレタンを施工することにより、断熱性能は間違いなく向上しますし、完全な6面体構造になることで構造上も間違いなく強くなります。

時折、職人さん達からも安建はオーバースペックだと言われますが、机上の数値以上に見えない部分にこだわってしまうのも私の性分なので仕方ありませんね。


難燃性の硬質ウレタン施工の床下(隙間が生じない)


スタイロフォーム施工の床下(一般的な床下の断熱施工方法)

安城建築が目指している最もデザイン性の優れた家の定義

2019.01.19

前回の日記でご紹介した神戸北野のスタバが100年経てもその資産価値を持続させていることからも、伝統的なクラシックなデザインが極めて重要であると言えます。伝統的なデザインは感性に響き、見る人を優しい気持ちにしてくれます。

しかし、それだけでは不充分だと私は思うのです。子供の頃、欲しくて欲しくてたまらなかった玩具を待ちに待って買ってもらったあの時のワクワクした高揚感。それを感じられるデザインこそが安城建築が目指しているデザインです。

 

余談ですが、よく耳にするデザイナーズ住宅は近代的なモダンでシャープなデザインをベースに考えていますので、弊社の目指すデザインの考え方とは全く異なります。

 

古くてもお金を生む建物

2019.01.11

神戸北野にスタバの神戸北野異人館店があります。建物は1907年(今から112年前)の建物の洋館で当初は米国人の住宅として使用されていたものです。築年数こそ古いですが、その人気は圧倒的で、老若男女問わず道行く観光客の多くが撮影しています。

古い建物なので、性能は現代の建物とは比較になりませんが、外観デザインや室内のしつらえ等の人の感性に響くものは現代の建物より遥かに優れ美しく、とても心地好いひと時を過ごすことが出来ました。

これこそが、超優良収益不動産のお手本ではないかと感じました。現代の家づくりにおいても、時代を経ても変わらぬ美しさを意識した建物を造ったとしたら、将来的にお金を生む不動産にすることも可能だと思います。

【新築見学会】期間限定でご案内します。

2018.12.24

昨日の新築見学会には、年末の忙しい時期にも関わらず沢山のお客様にお越しいただき、ありがとうございます。

年末に加え三連休ということもあり、残念ながらご都合が合わなかったという方もいらっしゃるかと思います。

新築をお考えのお客様については 、12月26日(水)~29日(土)の間でしたらご案内できますので、見学してみたいという方は下記までご連絡下さい。

実際のお客様の家を見学していただくことは、何よりも家づくりの参考になります。

お問い合わせ先:

安城建築株式会社

TEL:0566-99-6555  神谷・堀田

EMAI:info@1anken.com

お問い合せ

 

 

 

数年ぶりのお客さま

2018.12.22

先日作業服姿の方が、元気よく『こんにちは~』と事務所に入って来られました。足場屋さんの営業マン?それにしては、年季の入った作業服は現場で働く職人さんそのもの。カウンター越しに『社長~お久しぶりです~』と声を掛けられ近くに寄って行くと数年前に私が現場を案内したお客さんでした。

『ようやく土地の準備が整いました。仕事で近くを通り掛かったので、ちょっと立ち寄らせてもらいました~』と。

お客さまは建築関係の職人さんをしている方で(弊社の協力会社の方ではない)日々建築現場で仕事をしている為、机上論では無く、生の建築を熟知されている。当然の如く鷹の目を持っていることは間違いありません。

お客さまが帰られた後、ふとモデルハウスが完成した22年前のことを思い出しました。その時、何より悦びを感じたのは同業者や職人さんからの評価だったことを。そして、その時に自分自身に誓ったことは、プロから一目置かれる仕事をして行きたいと。初心を思い出させて頂きました。

太陽の塔

2018.12.14

2025年に大阪万博が決定しました。今から48年前、記憶こそはありませんが、私も大阪万博に行ったそうです。その時感じた何かが影響しているのでしょうか、何故か太陽の塔に興味を惹かれるものがありました。

1970年の大阪万博のテーマは、『人類の進歩と調和』。しかしながら太郎は、人類は少しも進歩や調和はしていないと全否定。私なりの解釈では、確かに技術は進歩し、表面的に繕った調和が成されている様に見える。しかしながら、人間本来の魂は全く進歩していないとでも言いたかったのでは?と思う。

万博の1年前の69年に人類が月に降り立ち、その際に持ち帰った月の石の展示。動く歩道・・・まさに夢描いていた21世紀の街が万博として出現し、もはや人類に不可能は無いとさえ多くの人々は思ったことでしょう。しかし、太郎はそれとは真逆の想いをあの太陽の塔で人々に伝えたかった・・・しかしながら全く通じなかった。仕方ありません、そういう時代でしたから。

万博終了後、幾度と太陽の塔も解体の是非が問われましたが、人々がそれを許さず、結果的に永久保存が決まった。

私は5年程前から岡本太郎に感心を持ち、渋谷のアトリエや岡本太郎美術館を数回訪れました。そして思ったのは、太陽の塔そのものが、岡本太郎が追い求めていた岡本太郎ではなかろうかと。

太陽の塔は単なるモニュメントではなく、太郎自身の情熱とエネルギーが込められた岡本太郎自身であり、『人々の生きて行く勇気の象徴』となり、多くの人々の心の支えとなっているに違いない。

カメラが趣味のおじさん

2018.12.13

早朝、私が事務所に出勤する際、時々見かける光景があります。

散歩の途中でしょうか、一眼レフを首からぶら下げたカメラが趣味と思われるおじさんが、弊社の建物を様々なアングルから撮影されています。

私とおじさんとの間には適度な距離があるのと、私が声を掛けると勝手に撮影をしていることで、怒られたかとビックリされるのでは?と思い、あえて声を掛けない様にしています。

私としては、築20年以上経ても、道行く人が写真を撮りたいと思ってくれることがとても悦ばしいことです。

以前、『街の財産となる家』というTVコマーシャルがありましたが、街の人々から愛される建物は、『道行く人々の感性に響き、心が和む』そんな気持ちになる建物のことではないかと感じた次第です。

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